困ったという一言だけは断じて言うなかれ 高杉晋作
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[原文]
男子というものは困ったということは、決して言うものじゃない。
平生はむろん、死地に入り難局に処しても、
困ったという一言だけは断じて言うなかれ。
高杉晋作
出典:田中光顕 『維新風雲回顧録』
[メモ]
『維新風雲回顧録』にて、晋作の言葉を伝えた田中光顕は、土佐藩郷士で、武市半平太率いる土佐勤王党に加盟、後に脱藩。以後は長州に身を寄せ、高杉晋作達と倒幕運動に奔走しました。明治維新後は、岩倉遣欧使節団随員、陸軍少将、警視総監、宮内大臣と栄達を果たします。田中は晋作に心酔しており、生涯「晋作の門下」だったと自慢し続けたそうです。
最後の志士が語る維新風雲回顧録 [ 田中光顕 ]
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