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坂本龍馬の名言 Archive

  

ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり 坂本龍馬

坂本龍馬の似顔絵イラスト ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり
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[原文]
何の志ざしもなき所二ぐずぐずして日を送ハ、実二大馬鹿ものなり


[現代文]
何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり


坂本龍馬

出典 姉 乙女への手紙


[メモ]
この言葉には、この前に「じつにおくにのよふな所二て(実にお国のような所にて)」と書き出され、土佐藩で希望を持てなかった龍馬の心情が表されています。

土佐藩は、上士、下士の身分制度(竜馬は下士の上位に位置する郷士)が厳しい国でした。関ヶ原の戦い以前の旧領主が長宗我部氏、関ヶ原以後は、NHK大河「功名が辻」にもなった山内一豊が収めました。

関ヶ原以後は、山内家の家来は上士、長宗我部家の家来が下士となります。上士、下士は折り合いが悪く度々反乱も起こっていたようです。その為、下士は城に家臣として登用されることもなく、されたとしても要職には就け無いという状態が幕末まで続きました。この状況が、後の土佐勤王党の運動や、何事かを成し遂げたかった龍馬の脱藩に繋がったのだと思われます。

世の中と云うものは... 坂本龍馬

坂本龍馬の似顔絵イラスト 世の中と云うものは...
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[原文]
世の中と云ものハかきがら計である。
人間と云ものハ世の中のかきがらの中ニ すんでおるものであるわい、
おかしおかし。

[現代文]
世の中と云うものは牡蠣殻のようなものである。
人間と云うものは、世の中の牡蠣殻の中に住んでいるようなものだ。
おかしおかし。

坂本龍馬

出典 詠草 和歌


[豆知識]
龍馬が興した商社組織『亀山社中』は、日本で最初の株式会社だと言われています。 出資者は福井藩主・松平春嶽、伊予大洲藩、薩摩藩、土佐藩など。
後に土佐藩士後藤象二郎との協力により土佐藩営事業の土佐商会と合併。『海援隊』と社名を変更します。

丸くとも一かどあれや人心 坂本龍馬

坂本龍馬の似顔絵イラスト あまりまろきは ころびやすきぞ
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[原文]
丸くとも一かどあれや人心
あまりまろきは ころびやすきぞ

[現代文]
丸くとも一角あれや人心
あまり丸いと 転びやすいぞ

坂本龍馬

出典 詠草 和歌

[豆知識]
龍馬のフルネームは、源 坂本 直柔(なおなり) 龍馬です。 この時代の正式な名前は、氏名(うじな)+苗字+諱(いみな)+字(あざな)で、氏名(うじな)は血統を表します。諱(いみな)は、現代でいう戸籍に載せる本名で、当時は本名を隠し、字(あざな)で生活をするという習慣だったそうです。

なんの 浮世は三文五厘よ 坂本龍馬

坂本龍馬の似顔絵イラスト なんの 浮世は三文五厘よ
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[原文]
なんのうきよハ三文五厘よ。 ぶんと。へのなる。ほど。やって見よ。

[現代文]
なんの 浮世は三文五厘よ。ぶんと 屁のなるほどやってみよ。

[訳]
世の中は、三文五厘ほどの値打ちしかない。ぶんと屁の鳴るほど思いきってやってみろ。 ※(三文五厘は、現在の貨幣価値だと3~40円)

坂本龍馬

出典 姉 乙女への手紙

[メモ]
脱藩浪人であり公武開国派となった龍馬は、佐幕派、攘夷派から命を狙われる危険がありました。その為、いくつかの変名を使っています。 有名な変名は『才谷梅太郎』ですが、その他に西郷伊三郎、高坂龍次郎、大浜濤次郎、取巻抜六、自然堂と、計6つの変名、号を用いたそうです。

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